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なぜ脚を組んで座るのか?

座った際に、上半身の支点となる坐骨結節(いすに座った時に座面に接し体重を支える部分)の

位置が、左右で大きく異なってしまうためです。

坐骨結節がある程度、左右均等の位置にないと、座った時に収まりが悪くまっすぐ座れません。

ですから無意識・無自覚に、左右どちらかの坐骨結節を支点にして座ってしまい、

支点にしてない方の脚を上に組んで座ることが多くなります。

坐骨結節が左右均等の位置でなくなる原因は、仙腸関節の「ズレ」です。

仙腸関節の下側(腸骨側)が1cm前へスライドするようにズレると、

坐骨結節は倍の2cmほど外側にズレてしまいます。

学校の解剖学の授業では、仙腸関節は動かない(不動関節)と習いますが、

現実には2~3mmの「アソビ」があります。

出産時には、驚くほどズレて赤ちゃんが出てきますし、閉経時も女性ホルモンの影響で

かなりズレが増幅されます。

これを放置すると、О脚で腰が伸びず、姿勢が崩れてしまいます。

根本解決するには、脚を組まないように努力するだけでは不十分です。

仙腸関節はソフトな整体では直せません。

当店でこのズレを直すと、坐骨結節が左右均等な位置になります。

すると姿勢良く座った方が収まりが良くなるため、自然と脚を組まないようになります。

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